悩み1 何を書けばいいのかわからない
悩み2 文章がうまく書けない
この2つの悩みを解決させるために書かれた本です。
そして、それを解決する方法として、
◎アンテナを張って情報収集をする
◎読者への貢献を意識して文章を書く
これらを軸に、あの手この手を使ってしっかりと解説されている良本。内容はブロガー向け。
「これからブログを始めるぞ!」「ブログを始めたけど何かいていいのかサッパリわからないぞ!」という方は、絶対に読んでみる価値あり!
読者への貢献を意識して文章を書く
『うまい文章=目的を達成できる文章』とし、目的とは文章を読む人に貢献すること。
× 書く人のため
○ 読む人のため
すべての文章作成は、読者の側を中心と考える。
「書く」作業は全体の2割程度、
調べる力⇒理解力⇒読み手の気持ちを察する力
これをクリアしてから書く作業へ。
意識のアンテナを張る
文章作成に必要な情報を吸い寄せるため、常に自分の中に「問い」を持つことで、情報収集の感度を高める。
問い⇒答えがないことで、認知的不協和をあえて作り出すという解説がありましたが、個人的にはカラーバス効果を意識したほうがいいんじゃないかなぁと。
カラーバス効果とは「意識していることに関係する情報が目につくようになる」現象で、例えば、欲しい車があったら街中でその車にばかり目が行ってしまうというアレです。
また、1次情報はどこにあるのか、人から情報を聞きだすときの質問のコツ、本や新聞、雑誌から情報を得るメリットと方法。
ガセや正確性を欠いた情報が山ほどあるインターネットからどうやって効率よく正しい情報を得るのか、具体的な手法が解説されています。
ノートに書き出して、頭の中のもやもやを整理する
本の中に名前は出てきませんが『マンダラチャート』を利用した思考の整理術が解説されています。
私の場合、使い慣れているマインドマップを使います。このへんは、使い慣れているものを使えばOK。
メモの習慣化や、口で説明する事の大切さも語られています。
誰かから疑問、質問をもらったら、丁寧に答えることが良いと書かれていますが、私の場合「ググれks!」と思ってしまう部分でもあるので、ちょっと複雑な気持ち。
こういったことがしっかりできていると「何を書こう?」「どう書こう?」がなくなるそうなので、気を付けたいところ。
書く前の準備に力を入れる
メモ帳やノートで視覚化し、全体を俯瞰してから書き始めること。
書き始める前に決めておかなければならないことで、特に重要なのがこの3つ。
1. 読者ターゲットを明確にする
2. 読者ターゲットのニーズを把握する
3. 文章の目的を明確にする
これ以外にも5つほど挙げられていますが、私としてはまずこの3つを徹底したい。
情熱で書いて、冷静で直す
情熱でガシガシ書いた文章を、どうダイエットさせるのか?その方法が詳しく書かれています。
少なくとも3分の1は削る。あえて削ることで厳選された情報が残る。という言葉が刺さりました。
ええ、この記事もゴッソリと削りましたとも。
そして最後に、見た目が9割。改行のない真っ黒でぎっしりはダメ、空白は多く。納得です。