人の記憶は曖昧なもので、人生が大きく変わるような大切なアイデアだったとしても、簡単に消えていきます。
その大切なアイデアを消さず、さらに脳の負担をも軽くできる方法が、メモをとるということ。
メモをとる
どんな些細なアイデアでも、しっかりとメモをとること。案外、甘く見てる人も多いけど、実はこれが物凄く大切。
ただ何かをノートに丸写しするのではなく、自分の言葉で書く。綺麗に書く必要もなく、走り書きで充分。
20世紀最大の海運王と呼ばれたAristotle Onassis もかつてインタビューでこう答えていました。
常にノートを持ち歩き、何でも書き留めなさい。アイデアを思いついたら、それを書き留める。新しい人と出会ったら、その人について得た情報をすべて書き留める。そうすれば、書き留めたことにどれほどの時間をかける価値があるかがわかる。何かおもしろいことを聞いたら、それを書き留める。書き留めればその記述に基づいて行動することになり、書き留めなければ忘れる。これこそ、ビジネススクールでは教えない100万ドルの教訓だ!
– 1440分の使い方 No.710 より
この他にも、Virgin Groupの創業者 Richard Branson や、起業家 Jim Rohn も同様に、アイデアを書き留めておくことへの重要性を語っています。
このような成功者の詳しい話は、この本に書かれているので、興味のある方はどうぞ。
思考の外在化
心理学では、考えを書き出すことを、思考の外在化と言い、一旦、考えを書き出す事で、脳の負担が軽減できたり、対象を俯瞰してみることもできるようになります。
ビジネス心理学者の内藤 誼人 氏も、著書の中でこのように述べています。
成功者は自分の目標を、自分の頭の中だけに置いておくようなことはしない。紙に書くなり、テープに吹き込むなどして、目に見える形に吐き出している。これを心理学では「思考の外在化」という。頭の中に入っている考えは、当たり前だが目に見えない。それを外在化し、目に見える形にすれば、自己確認ができる。自分に対する影響力が強くなるのだ。手を動かして書くという行為によって、思考が活性化する効果も期待できる。
– 成功者の習慣が身につく「超」心理術 No.466 より
記録をとるというのは、ただ単に記憶力がない事を補うといった事ではなく、心理学的にもかなり大きな効果が期待できる方法。
私が使っているノートやアプリについて
私の場合、A4ノートにノートカバーをつけて使用。
スマホでは、ちょっとしたメモにはgoogle keep、長文や書類の保存にEvernote。
思考を深めたい時には、マインドマップが描けるiThoughtsというアプリを使っています。
ノートは手書きのほうが良いという研究結果がかなり多いけど、私の場合、外にいる時に手書きだと「後でいいや」って考えがポッと頭に浮かんできて、メモを取るチャンスを逃してしまいます。
なので、後回しにしないためにも、そのタイミングで一番早い方法でメモするようにしています。