1950年代にAlex Faickney Osborn氏によって考案されたブレインストーミング。従来より50%以上も創造性が高まる会議法として、今もまだまだ世界中で使われている、超有名な会議法。
ブレインストーミングのルールをおさらいすると、
・みんなでできるだけ大量のアイデアを出す
・他人のアイデアへの批判や判断は絶対にしない
・ユニークで斬新なアイデアほどみんなで褒める
・すべてのアイデアを結びつけてブラッシュアップする
実はこの効果、後の研究で否定されています。
心理学者 Eduardo Salas がおこなった、約800チームを調べたメタ分析で、ブレインストーミングは効果がないどころか、1人で考えてるほうがよっぽどマシということがわかりました 笑
ブレストの欠点を補ったブレインライティング
ブレインライティングの、意見を出す作業を紙でやっちゃおうってもの。
ルールは、
・解決したい問題や疑問を決める
・その問題に対するアイデアを、各自が10~15分かけて紙に書く。思いつく限り何を書いてもOK
・隣の人から渡された紙に書かれたアイデアを見て、また10~15分かけて自分の意見を書き足す。これを、会議の人数分繰り返す。
・最後にすべての紙を集めて全員で検討する。その紙に書かれたアイデアが誰のものなのかは明かさない
これだと、人前で話す不安もないし、みんなの意見を拾えます。
ブレインストーミングのところで、1人で考えるほうがよっぽどマシと書きましたが、ブレインライティングは1人で考えるよりも37%も良い考えが浮かぶ可能性が高まることがわかっています。
ブレインライティングに切り替えない手はないですね。
ブレインライティングより74%もアイデアが出やすくなる!高速ブレインライティング!
通常のブレインライティングに慣れたら、通常のブレインライティングより74%もアイデアが出やすくなる「高速ブレインライティング」に切り替えましょう。(テキサス大学の研究)
ルールは、
・解決したい問題や疑問を決める
・8分かけてアイデアを紙に書き出し、隣の人に手渡す
・3分で隣の人からもらった紙をレビュー
・会議に参加した人数分くり返す
ただこれ、通常のブレインライティングに慣れてから加速しないと脳がスピードについていけない可能性あるので、通常のブレインライティングに十分に慣れてからがオススメです。
さいごに
私のnoteでは、上記のテクニック以外にも、オンラインでできるブレインストーミングを紹介しています。
すでに数百を超える研究で効果が実証されていて、アメリカのアリゾナ大学などが積極的にすすめているテクニックです。
アイデアの質と量のどちらも大きく向上することがわかっており、従来のブレインストーミングと比べて2倍のアイデアを引き出すことが可能です。