ドコモのプライムシリーズ「N-06A」「P-07A」の不具合と、販売停止について、かなりネットで叩かれているようですが、実際何が悪かったのか?なんで販売停止になっているのか?というのが実はみんなわかっていないようです。
わたしもよくわからなかったので、いろいろと調べてみたところ、大まかに言うと「ソフトウェアの不具合」の1言で片付けられています。というか実際そうなので、そういう表現になっているのですが。
今回、ソフトウェアの不具合といっても、どう悪かったのか?ということがあまり大きな声で言われていませんが、どうやらブラウザ機能がダメだったようです。
「N-06A」「P-07A」を販売中止し、一気に店から商品を引き上げたそうで、既に売ってしまった商品は、ソフトウェアアップデートで対応されています。
そのソフトウェアアップデートをすると何が良くなるか、何が変わったのか?ということもいろいろと言われており、まずユーザーエージェントが「N06A2」→「N06A3」になっているようです。
ユーザーエージェントって何?って思う方もいるかもしれませんが、話だすと長くなるのでかなり簡単に説明すると、IEですとかFireFoxのバージョンいくつですとかわかるための情報みたいなもので、上記の場合だと「N-06A」でアクセスしていますというのがわかります。そういう識別番号のようなものだと思ってもらえればよいと思います。
普段使う上ではあまり関わることはないと思いますので、そんなに気にする事はないかと思います。
じゃぁ、身近な面で何がダメだったかというと、iモードサイトとの連携がうまく機能しなくて、ある条件下で利用すると、登録していないサイトにアクセスできてしまったり、この他にもiモード関連の不具合がかなりあったそうです。
また、大きな話題を呼んでいた「JavaScript」対応のブラウザでしたが、この機能にも不具合があったらしく、今回のソフトウェアアップデートで使えなくなっています。
上記の内容なら、今後できるだけ早く、ちゃんと対応したソフトウェアアップデートを行うことで良くなるとは思いますが、私自身、今回の不具合で一番気になったのが、2009年5月28日16時までにソフトウェアアップデートをしていなかったユーザーのiモードが利用できなくなったということ。
これを知らずに使っていた方は、買ったばっかりなのにいきなりiモードが使えなくなった!となったわけです。
しかも、iモードが止まってしまったわけだから、携帯からソフトウェアアップデートをすることができなくなったため、iモードを止められたユーザーは、ドコモショップまで行って、アップデートしてもらわないといけなくなりました。
状況的にこういった対応をしないとダメだった理由等はあったのかもしれませんが、これはちょっとやりすぎだろうと思います。忙しくてこのような情報に触れる事がなかった方にはちょっと負担が大きすぎたかと思います。
新機種発売前には、かなりテストをすると思いますが、最近は早く発売しなくては!というのもあるのか、ちょっと焦りすぎというか、テストの費用を抑えて、発売後のユーザーの反応でテストしているように思えてしまうのは私だけでしょうか?
今回の事を踏まえて、今後発売する機種に期待します。