iTunesにCDの曲を取り込む時の音質を決めるのに、エンコードという設定があります。
エンコードは簡単に言うと、ファイルを圧縮して、ファイルサイズを小さくするということですが、エンコードの種類はいろいろあって、どういった方法で圧縮するかという違いがあります。
多くの場合、人間の耳では聞き取れないような音域を消したりして、わからない程度に音質を下げてファイルを小さくするということが一般的です。
iTunes対応のオススメのエンコード
iTunesが対応しているエンコードの主な特徴を紹介します。
MP3(エムピースリー)
「MPEG-1 Audio Layer-3」(非可逆圧縮)の略で、ポータブルプレイヤーが流行り始めた頃は、このMP3が主流でした。
AAC
「Advanced Audio Coding」略で、こちらも非可逆圧縮です。
「MP3等のMPEG-1 Audioや、MPEG-2 Audio BC(Backward Compatible)を超える高音質・高圧縮を目的に標準化された方式である。」(Wikipediaより)と言われていますので、、技術上はMP3より上の技術が使われています。
iTunes Storeで購入・ダウンロードできる曲などもAACが使われています。
iTunes Storeの標準では、DRM付き128 kbps AACエンコーディング、iTunes Plusでは、DRMフリー 256 kbps AACエンコーディングとなっているので、iTunesで曲をよく購入・ダウンロードされる方は、AACすると統一感があります。
Appleロスレス
可逆圧縮形式という音質の劣化無しで圧縮する方法。
AIFF・WAV
全く圧縮なし。
ファイルサイズが大きくなるので、あまりお勧めはできません。
さいごに
ハードディスク等にかなり余裕のある方は、音質の劣化がない、Appleロスレスを選択しておくのが無難です。
iPodに入れて歩きながら聴いたり、部屋のBGMにする程度であれば、一番のおすすめは、AAC 256 kbpsです。